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カラーボックスのカビを落とす方法【カビが生えないための再発防止対策】

カラーボックスのいたるところに黒ずみができていた、緑のカビが生えてしまった、なんとかしてキレイに落としたい!と困っていませんか?

このページでは、カラーボックスのカビを落とす方法をご紹介します。カビが生えないための予防方法もまとめたので、試してみてください!

カラーボックスのカビを落とす方法【消毒用エタノール】

木製のカラーボックスのカビは、消毒用エタノールを使って落とします。カビ落としでよく使われる塩素系漂白剤(カビ取り剤)は、木材への使用ができないため、消毒用エタノールでカビ菌を除菌して落とすことになります。

ただし、消毒用エタノールではカビを除菌できてもカビの色までを漂白することはできません。色が気になるときは、ヤスリをかけて削ってしまいましょう。

用意するもの

  • 消毒用エタノール
  • 雑巾(またはキッチンペーパー、ティッシュ)

手順

  1. カラーボックスのカビに消毒用エタノールを吹きかける
  2. 5~10分待つ
  3. 拭き掃除する
  4. カラーボックスを乾かす

拭き掃除をする際、きれいな雑巾の代わりに、キッチンペーパーやティッシュでふき取るとそのまま捨てることができて衛生的です。

カビは決して擦らないようにしましょう。擦るとカビ菌が散び散ったり、カラーボックスに傷がついてさらにカビが根を張りやすくなってしまいます。

塩素系漂白剤(カビ取り剤)は木材を傷めるので使えない!

カビ落としに活躍する塩素系漂白剤(カビ取り剤)は、木材を傷める・色落ちするので使えません。もし使ってしまうと、カラーボックスの強度が落ちたり、木板が腐って使い物にならなくなってしまいます。

どうしても頑固なカビやカビの着色を落としたいときには、既定の量よりも希釈して使うこともできますがおすすめしません。

カビの着色(緑・黒など)を消すなら、ヤスリをかける

カビによる着色(緑・黒など)は、消毒用エタノールだけでは落とせません。カビの色が気になるときは、その部分をヤスリ掛けして削り落とします。

カビの部分を削り落としたら、カラーボックスの塗装も剥がれてしまいます。見た目が気になるときは、塗装すると気にならなくなります。

カラーボックスにカビが生える原因は?

そもそもカビは、湿度70~80%・温度20~30℃・汚れのある環境で繁殖しやすくなります。もし、カラーボックスにカビが生えてしまったら、この条件が揃ってしまったことが原因です。

  • 押し入れやクローゼットの中に長期間置いていた
  • 前後左右に空気の通り道がなく、キチキチでレイアウトしていた
  • カラーボックスの中に物を詰め込みすぎた
  • カラーボックスの上に物を置きっぱなしにした

上記のように、湿気がたまりやすい・掃除しにくい状態になっていると、知らないうちにカビが生えていた、ということになります。さらに、木材はもともと湿気をこもらせやすい性質もあり、どうしてもカビが発生しやすくなってしまうんです。

緑色のカビ

緑色の粉っぽいカビは「トリコデルマ」「ツチアオカビ」と呼ばれるカビです。部屋の中でも特に湿気がたまっている場所に発生。木材を腐らせる性質があり、大量に吸い込むと腹痛・下痢の恐れがあります。

黒色のカビ

空気中にも漂っている「クラドスポリウム」という一般的なカビ。熱・アルコールに弱く除菌しやすいですが、あらゆる場所で発生しやすいのも特徴です。アレルギーの原因になります。




カビが生えない対策・再発防止方法

カビが生えないように対策する・再発防止方法としては下記があります。

  • 風通しを意識して湿気をためない
  • こまめに掃除する
  • 除湿剤を置く
  • カビ防止ニス・塗料を塗る

風通しを意識して湿気をためない

カラーボックスは壁にビタッとつけたり、クローゼット・押し入れにレイアウトしがちですよね。しかし、木製のカラーボックスは湿気をため込みやすいので、風通しが悪いのはNGです。

数センチでも隙間を開けてレイアウトしたり、クローゼットや押し入れは定期的に開けておくなど、空気の流れを意識して湿気をためないのが重要です。

また、カラーボックスの中に物を収納するときも、ぎちぎちに詰め込まずゆとりをもって保管するのをおすすめします。

こまめに掃除する

ホコリやゴミ、汚れはカビの栄養源になります。カビを予防するには、カラーボックスをこまめに掃除してカビの栄養源を断ちましょう!水拭きするときは、最後に必ずカラーボックスを乾かしてくださいね。

除湿剤を置く

木製のカラーボックスはどうしても湿気をためこみやすいです。近くに除湿剤を置くことでその空間の湿度を下げるのも、カビ予防につながります。

カビ防止ニス・塗料を塗る

無塗装のカラーボックスはニスや塗料で塗装すると、カビ対策になります。比較的安く手に入るカラーボックスは塗装されていない物も多く、木材がダイレクトに湿気を吸収しやすい状態です。

カビ防止ニスや塗料で塗装することで湿気を吸収しにくくなりますから、ちょっと手間はかかりますが試してみましょう。

【おすすめ用品】カラーボックスのカビ対策に

消毒用エタノール

カラーボックスをはじめ、塩素系漂白剤(カビ取り剤)が使えない場所(木材部分、壁、畳など)のカビ取りに使えます。肌に優しく、安心して使えるのも特徴です。

ヤスリ

木製のカラーボックスについたカビの着色を削り取るアイテムです。ヤスリがけした後見た目が気になるときは、ニス・塗料で塗装すると仕上がりもキレイです。

除湿剤

湿気を吸収して湿度を下げてくれます。湿気のたまりがちな場所に置いておくだけで力を発揮します。

カビ防止ニス・塗料

湿気を吸収しやすい性質がある木製のカラーボックスも、塗装することで外部の湿気を吸収しにくくなり、カビが生えにくくなります。

背面のないカラーボックス

背面がないので空気の通り道ができ、湿気がたまりにくい構造になっています。買い替えのカラーボックスに迷ったときは、背面のないカラーボックスもチェックしてみてください。

カラーボックスのカビが再発したら

落としても落としても何度もカビが再発するようなら、そのカラーボックスは処分して新しいカラーボックスを揃えたほうが衛生的です。カビ菌が繁殖しやすい環境になっている可能性があるからです。

カビ菌は繁殖するまで肉眼では見えませんから、表面上のカビは落とせたように見えても実は内部まで繁殖していて落としきれていないなんてこともあります。

というわけで、何度もカビが再発するようなら、新しいカラーボックスに変えたほうが良いです。




カラーボックスのカビを落とす方法 まとめ

  • 消毒用エタノールでカビ落とし
  • カビの着色はヤスリで削る
  • 風通しを意識したレイアウトで湿気対策
  • こまめな掃除で汚れ対策

カラーボックスがカビてしまったら、消毒用エタノールでふき取るのが基本です。塩素系漂白剤(カビ取り剤)は木部の傷み・色落ちにつながるのでおすすめしません。

木製のカラーボックスは、木材の性質上、湿気をためこみやすいです。なるべく風通しを良くして湿気をためず、カビの栄養源となる汚れを残さないのがポイントになります。