シャワーホースが黒ずんで汚い。お風呂がカビくさいと思ったらシャワーホースにカビが生えていた。シャワーホースの内側のカビや汚れはどうやって落とすの?
といったシャワーホースのカビの悩み・疑問を解決します。このページではシャワーホースについたカビの取り方・カビないための予防方法をまとめました。
シャワーホースについたカビの取り方・洗浄方法
- 重曹+クエン酸で落とす方法
- 塩素系漂白剤(カビキラー・カビハイターなど)で落とす方法
シャワーホースについたカビの取り方は2通りあります。重曹+クエン酸はどの素材でも使えるカビ取り方法です。
塩素系漂白剤は、重曹+クエン酸よりも強力で根こそぎカビを落として漂白できます。ただし、素材を傷めるおそれがあるので金属製のシャワーホースには使えません。
重曹+クエン酸で落とす方法
用意するもの
- 重曹
- クエン酸
- 水
- スプレーボトル
- 歯ブラシ
手順
- 重曹を粉末のままシャワーホースにふりかける
- クエン酸水を作る(クエン酸:水=小さじ1杯:200ml)
- クエン酸水をスプレーボトルに入れてシャワーホースに噴射する
- 10~15分ほど待つ
- 歯ブラシで軽くこする
- 洗い流す
どの素材のシャワーホースにも使えるカビの落とし方です。重曹+クエン酸では、カビの着色(黒ずみ)まで徹底的に落とせないときがあります。漂白したいときは、塩素系漂白剤を使ってカビ落としをしてください。
より効果的にカビ落としをしたいときは、キッチンペーパー+ラップも活用できます。キッチンペーパーの上からクエン酸水をかけてラップで密閉。10~15分でカビが落ち切らないときは、30分や半日にして時間を置いたり・作業回数を増やしてみてください。
塩素系漂白剤(カビキラー・カビハイターなど)で落とす方法
用意するもの
- 塩素系漂白剤(カビキラー・カビハイターなど)
- マスク
- ゴム手袋・ビニール袋
手順
- 塩素系漂白剤をシャワーホースに吹きかける
- 10~15分ほど待つ
- 洗い流す
黒ずんでなかなか取れない頑固なカビには、キッチンペーパー+ラップも活用してみましょう。キッチンペーパーの上から塩素系漂白剤をかけ、ラップで密閉すると漂白剤が蒸発せずにしっかりとなじみ、カビを落とすことができます。1度で落ちない場合は2~3回試してみてください。
塩素系漂白剤は強力な洗剤なので、大量に空気を吸い込んだり、肌に触れないようマスク・手袋を着用しましょう。眼鏡もあればなお良いです。作業時は必ず換気をしてくださいね。
シャワーホースの内側にカビが生えたら
シャワーホースの内側にカビが生えたら、自分で掃除するよりも新しいものに交換したほうが楽です。外側ほどシッカリ洗うことができない・シャワーを使うたびに乾燥させることができないのでカビが再発しやすくなるからです。
一応、シャワーヘッドを外してホース内にスポンジを詰め込み、水を流した水圧で掃除する方法もあります。ただし、シャワーホースが壊れる原因になるのでおすすめはしません。
カビないシャワーホースに変える
シャワーホースには大きく2種類の素材があります。塩化ビニール素材とステンレス素材です。
塩化ビニール素材のシャワーホースはカビやすい反面、1000円程度とお手頃価格で手に入ります。一方、ステンレス素材のシャワーホースは値段は高いものの、ほぼカビないでキレイに長く使えます。値段は4000~5000円くらいです。
黒カビや黒ずみが気になる、毎回掃除するのが面倒な方は、ステンレス素材のシャワーホースに交換してしまった方がメンテナンスが楽になります。メーカーが合っていれば簡単に付け替えできます。
シャワーホースの寿命は5年ほど。いつ交換しようか悩んだら、この寿命を目安にしてみてください。
ホースの根本をクルクル回すと手で外れるので、女性でも意外と簡単につけ外しできます。ホームセンターでもネットでも購入できるので、チラッと見てみても良いですね。
シャワーホースがカビる原因
シャワーホースがカビる原因は、湿気と汚れです。そもそもカビは、湿度70~80%・気温20~30℃・汚れのある環境で繁殖します。この3条件が揃うと繁殖して黒ずみが目立つようになります。
温度は人が過ごしやすいぐらいに調整するので、カビ対策での調節はなかなか難しいですよね。湿気と汚れなら、換気や掃除で対処できるのでカビ対策もしやすくなります。
ただし、シャワーホースの内側は日常的に乾燥させるのは難しいです。カビないステンレス素材のシャワーホースはともかく、塩化ビニールのシャワーホースはどうしても内側にカビが生えてしまうこともあります。
シャワーホースがカビないための予防方法
- 換気して湿気を逃がす
- 水垢・皮脂・石鹸カスなどこまめに掃除する
- 50℃以上の熱湯をかけてカビ菌を死滅させる
- 除菌スプレーをかける
換気して湿気を逃がす
カビは湿気が大好きです。カビを生やさないためには湿気対策が重要。湿気が残っていては、いくら掃除したとはいえカビが繁殖しやすくなります。
シャワーを使った後は、必ず換気して湿気を逃がし、浴室を乾燥させましょう。
水垢・皮脂・石鹸カスなどこまめに掃除する
水垢・皮脂・石鹸カスなど、汚れはカビの栄養源になります。シャワーホースにこれらの汚れがついていたらこまめに掃除しましょう。
汚れを落としたら、シャワーホースを乾かすのを忘れずに。
50℃以上の熱湯をかけてカビ菌を死滅させる
ほとんどのカビ菌は50℃以上の熱湯で死滅します。シャワーを使い終わったら50℃以上の熱湯をホースにかけることでカビ予防ができます。
体に熱湯がかからないように注意しましょう。
除菌スプレーをかける
カビ菌はアルコールに弱いので、除菌スプレーで対策することも可能です。シュッと吹きかけた後は乾拭きで水分をふき取りましょう。
【おすすめ用品】シャワーホースのカビ対策に
重曹・クエン酸
重曹とクエン酸をセットで使うことでカビ落としできます。肌に優しいので安心して使えるアイテムです。シャワーホース以外にも、塩素系漂白剤が使えない場所(床・壁・天井・金属素材など)のカビ落としにも使えます。
塩素系漂白剤
カビ取りといえばコレ。頑固なカビや黒ずみを落とします。一般的な塩化ビニル素材のシャワーホースのカビ取りにおすすめです。
金属素材のシャワーホースは素材を傷めてしまうので使用しないでくさいね。
除菌スプレー(消毒用エタノール)
シャワーホースのカビ菌を除菌して、防カビ対策が可能です。吹きかけた後は乾拭きで水分をふき取り、湿気を残さないようにしましょう。
サーキュレーター
換気扇だけではこもりがちな空気を循環させてくれます。直接シャワーホースに風を当てられるので効率的に乾かすことができます。
シャワーホース以外のあらゆる場所にも使えるので、1台あると湿気対策に重宝するアイテムです。
シャワーホースのカビがどうしても取れないときは
シャワーホースのカビがどうしても取れないときは買い替えるか、ハウスクリーニングに頼んでシャワーホースも含めお風呂を丸ごとクリーニングしてもらった方が速くて楽チンです。
お風呂はどうしてもカビが生えやすい環境なので、シャワーホースだけでなく排水口や換気扇にまでカビ菌が広がっていることもあります。
どちらの場合も多少お金がかかりますが、カビに悩む時間・カビ取りする手間・衛生面を天秤にかけて決めましょう。
※クリーニングについては【WEBで完結】カビ対策におすすめのハウスクリーニング2社【全国/土日祝ok】にまとめてあるのでチェックしてみてください。
シャワーホースについたカビの取り方・予防方法 まとめ
- 重曹+クエン酸を使う
- 塩素系漂白剤を使う(金属素材のホースは不可)
- 内側にカビが生えたら買い替え推奨
- ステンレスのシャワーホースはカビない
- こまめな換気・掃除がカビ予防につながる
- どうしてもカビが取れないなら交換orハウスクリーニングもアリ
このページのまとめは上記の通りです。
お風呂はどうしても湿気がたまって汚れがつきやすいので、カビも繁殖しやすくなります。シャワーホースだけでなく、排水口や換気扇、ドアやバスタブにもカビが生えていることも。
こまめな換気・掃除でカビが好む環境を作らないようにしましょう。掃除が面倒なら、カビないステンレス製のシャワーホースに交換した方が楽です。
女性でも簡単に手で取り外しでき、ホームセンターやネットで手に入るので意外とすぐに取り換えられますよ。