こちらでは、衣類・服の保管サービス(レンタル倉庫や宅配クリーニング)での衣類の保管方法をまとめました。
シミ・黄ばみ・カビを防ぎ、キレイな状態で衣類を保管するには、通気性に注意して保管グッズを上手に使いましょう。衣類や服を保管サービスに預ける際の参考になれば嬉しいです。
衣類の保管サービス「レンタル倉庫」と「宅配クリーニング」
衣類の保管サービスには、レンタル倉庫と宅配クリーニングを利用する方法があります。
自宅のクローゼット感覚で使えるのがレンタル倉庫、衣類のクリーニング後にそのまま保管できるのが宅配クリーニングです。
レンタル倉庫
レンタル倉庫とは、月額の賃料を支払って収納スペースを借りられる保管サービスのことです。レンタル倉庫、トランクルーム、貸し倉庫など様々な名称があります。
衣類はもちろん、ベッドやソファ、テーブルなどの家具、冷蔵庫、洗濯機などの家電、漫画や参考書などの本・書籍といったあらゆる家財・荷物が収納できます。
室内型のレンタル倉庫なら、24時間365日自由に取り出しができる業者が多いです。基本的に荷物の出し入れは自分で行いますが、自宅のクローゼット感覚で利用できるのがメリットです。おすすめのレンタル倉庫は下記記事で解説しています。
宅配クリーニング
宅配クリーニングとは、自宅やコンビニから衣類を発送してクリーニングしてもらえるサービスです。
クリーニングした衣類をそのまま保管できる宅配クリーニング業者もあります。保管サービスのある宅配クリーニングで有名な業者は、リナビスとせんたく便です。クリーニング料金、送料、保管期間を簡単に比較してみました。
リナビス | せんたく便 | |
---|---|---|
クリーニング料金 | 初回限定5点コース 4,900円
5点コース 7,000円 10点コース 9,800円 20点コース 17,800円 |
【保管パック】
5点パック 5,780円 10点パック 7,780円 15点パック 9,780円 30点パック 17,780円 【最速パック】 最速5パック 4,980円 最速5パックDX 6,580円 最速10パック 6,980円 最速10パックDX 8,580円 |
送料 | 送料無料 | 送料無料 |
保管期間 | 6か月間 | 30日間
9か月間(保管パック) |
※すべて税抜表示
衣類の保管には「湿度」が重要
衣類の保管で重要になるのが「湿度」です。湿度が高いとカビや臭いの原因になります。また、湿度がそれほど高くなくても、衣類を通気性の無い状態で保管するのも同様です。
カビや臭いを予防するには、除湿剤、防カビ剤を使うなどして、極力湿気を抑える対策が必要になります。
圧縮袋で衣類を保管しても良い?
圧縮袋を使って衣類を保管しても大丈夫です。ただし、スーツやコート、ダウンジャケット、ワンピース、着物や浴衣の保管は、圧縮袋だとシワがつくので不織布カバーを使うのがおすすめです。
圧縮袋で保管する場合は、空気をできるだけ抜きましょう。シワのばしにやや手間がかかりますが、カビを防ぐことができます。100円均一の圧縮袋でも構いません。
保管カバーでホコリ対策
衣類カバーはホコリ対策になります。布、不織布、通気性のカバーなら100円ショップのカバーでも問題ありません。虫食いを防ぐなら防虫カバーをかけておくのも良いですね。
ちなみに、ビニールカバーは通気性がないので、湿気・カビが発生する可能性があります。どうしてもビニールカバーで保管しなければならない場合は、除湿剤とセットにしてください。
衣類はダンボールではなく衣装ケースで保管する
実は衣類や洋服の保管に、ダンボールは向いていません。湿気を含みやすいほか、紙類に含まれる繊維に虫が寄ってくるおそれもあるからです。
とくに、野菜や果物に使用したダンボールは避けてくださいね。
なるべく衣類や洋服は衣装ケースで保管するのが良いですが、それでもダンボールに入れて保管する場合は、圧縮袋やビニール袋に包んで保管しましょう。どちらの場合も、防虫剤、除湿剤をとセットにして保管するとなお良いですね。
シミ・黄ばみ・カビの予防方法
一般の洗濯洗剤では皮脂の油分を完全に分解しきることは難しく、それがシミや黄ばみの原因になります。限りなくシミを防ぎたい衣類や洋服を長期保管する場合は、クリーニング店でしっかり皮脂抜き、シミ抜きなどをしておいた方が良いでしょう。
また、一見赤やオレンジのシミが、実はカビだったというケースもあります。これらのカビは溶けきれなかった洗濯洗剤や落ち切らなかった汚れなどに発生します。酸素系の漂白剤を使って落としてみましょう。
保管衣類の臭い予防と対策
保管した衣類の臭いが気になる人もいます。カビ臭さや汗の酸っぱい臭い、防虫剤の独特な臭い。これら臭いの原因の1つは、通気性の悪さです。
通気性が悪いと湿気がたまり、カビが発生しやすくなります。臭いが逃げる場所がなく、衣類に元からついていた汗や皮脂、防虫剤の臭いがこもって染みついてしまいます。
なるべく通気性をよくして保管することで臭い対策ができます。もし臭いがついてしまったら、天日干しが漂白剤での洗濯を試してみてください。