押入れに物を上手に収納できているかわからない、押し入れから物があふれて収納に困っている、押入れの収納スペースをもっと有効活用したいなど、押入れの使い方に困っていませんか?そこで今回は、押入れの使い方と収納スペースを有効活用するコツをまとめてみました。押入れの収納ではカビの原因となる湿気を対策して、物を取り出しやすくするのが重要です!
押入れの使い方と有効活用するコツ
押入れの使い方と有効活用するコツは下記の通りです。
- ぎゅうぎゅう詰めにしない
- 奥行きを上手に使う
- 四角に区切ってカテゴライズする
- 重い荷物は下に、軽い荷物は上に
- 収納ケースの配置方法
①ぎゅうぎゅう詰めにしない
押入れに物をぎゅうぎゅう詰めにすると、必要な時に必要なものが取り出しにくくなるほか、押入れの空気の通り道がなくなって湿気がたまりやすくなります。湿気がたまるとカビが発生しやすくなり、ぎゅうぎゅう詰めにした物にどんどんカビが広がってしまいます。
上下左右に隙間や空間を持たせて、空気の通り道を作ってあげると湿気もたまりにくくなります。
②奥行きを上手に使う
押入れは結構奥行きがありますよね。この奥行きを上手に使うことで収納スペースを有効活用することができます。押入れの空間を手前と奥で使い分けてみてください。奥には普段あまり使わないもの(季節家電など)、手前には日頃からよく使うもの(洋服など)を収納すると使い勝手が良いです。
【普段使わないもの・・・奥に収納する】
・季節家電(ストーブ、扇風機、加湿器、冷風機、除湿機)
・オフシーズンのカーペット、ラグ、布団
・オフシーズンの洋服(コート、ジャンパー、セーター、ニット)
・写真アルバム、卒業アルバム
・雛人形、五月人形
・キャリーバック、スーツケース
【日頃から使うもの・・・手前に収納する】
・漫画、雑誌、書類
・洋服、着替え
・タオル
・趣味のもの(手芸用品、ゲームソフト、画材、フィギュアなど)
③四角に区切ってカテゴライズする
押入れの奥行きを手前と奥(前後)で区切ったら、押入れのタテ、ヨコも四角に区切ってみましょう。それぞれ区切ったブースに「布団」「季節家電」「写真」「書類」「漫画」などカテゴライズすることでどこに何をしまったかわかりやすいです。収納ケースや衣装ケースに物を入れて保管する時は、何を保管したかシールを貼ったり、名称を書いておくと良いですね。
襖(ふすま)がついた押入れの場合、左右どちらかに襖を移動させることになります。そのため、押入れを左右に区切ってカテゴライズするのがおすすめです。襖を開けた時に、真ん中に物が収納されていると襖が邪魔で物が取り出しにくいんですね。
(真ん中の荷物も取り出しやすくするには、襖をとっぱらって簡易的なカーテンに付け替える方法もあります!)
④重い荷物は下に、軽い荷物は上に
押入れに荷物を保管するときは、重いものは下に、軽いものは上にして収納しましょう。重いものを下に、軽いものを上に置いて保管すると、
- 取り出しやすい
- つぶれにくい
- 湿気がたまりにくい
といったメリットがあります。重いものが上にあると、その物が高い位置にあるため重く感じられたり、その下の物が取り出しにくかったりします。また布団や毛布、ダンボールなど重ねるときも重いものを下に軽いものを上にすることでつぶれにくくなります。とくに布団は中身のフワフワが保温の源なので、つぶして保管するのは避けたいところです。
また、カビの原因となる「湿気」も貯まりにくくなります。先にも述べましたが、軽いものをなるべく上にのせることで、物を積み重ねたときも空気の通り道ができ、湿気がたまりにくくなるんですね。
⑤収納ケースの配置方法
一般的な押入れは高い場所から順に「天袋」「上段」「下段」の3つに分かれています。
- 天袋:比較的小さめの収納スペース、足場や踏み台がないと物が取り出しにくい位置
- 上段:大きめの収納スペース、最も使いやすい位置
- 下段:大きめ収納スペース、上段の次に使いやすい位置
天袋は物が取り出しにくく、小さめの収納スペースなので、持ち手がついたコンパクトな収納ケースを配置しましょう。普段あまり使わない軽めの物の保管におすすめです。
上段は最も使いやすく容量もあります。使い勝手が良いので普段よく使う洋服やタオル、小物の収納におすすめです。引き出しタイプの収納ケースが使いやすいです。またはコンパクトなラックを置いて布製の箱やカゴを置くと、ケースのままでも取り出しやすいです。洋服の収納場所に困っているときはハンガーラックを配置するとシワもなく取り出しやすくなりますよ。
下段は上段と同じくらいの収納スペースがあり、低い位置にあるので布団など重いもの保管に向いています。収納力のあるカラーボックスや衣装ケースを配置してみてください。下にキャスターがついた収納ケースなら、ケースごと引き出しやすく移動も簡単でおすすめです。
押入れに敷く「すのこ」の使い方は?
押入れに物を収納するとき、湿気・カビ対策にすのこを敷く方も多いと思います。そもそもすのこを敷くと湿気対策になる仕組みとは、底面に隙間をもたせて空気の通り道を作り、湿気がたまりにくくなるといったものです。使い方はシンプルで、押入れの底面にすのこを置くだけ。ほかにも、
- コの字ラックの下にすのこを敷く
- 複数の衣装ケースの上にすのこを敷く
- すのこで木製ラックをDIYする
など、すのこの使い方も工夫次第で様々にレイアウトできます。とくにすのこラックをDIYは、押入れにちょうど良いサイズに仕上げたり、キャスターをつけたり、棚を移動できたりと、使い勝手の良いラックを作ることもできます。
押入れに除湿機をかけるなら何時間?
押入れに除湿機をかけて湿気対策する場合は1~2時間程度で十分です。押入れに除湿機をかけるときの注意点としては、なるべく襖を閉めて除湿すること。除湿機は締め切られた空間で力を発揮するので、襖が開いていると部屋の湿気が流れ込んで時間がかかってしまいます。
除湿機をかけた後も、押入れの中に除湿剤や乾燥剤を設置して湿気対策・カビ対策しておくとなお安心です。
押入れが狭いときはトランクルームを使ってみよう!
押入れの収納スペースを有効活用しても、どうしても物が入りきらずに押入れが狭いこともあります。いらない物を捨ててもまだまだ物がある・・・でも部屋はスッキリ片付けたい!というときはトランクルームを使ってみましょう。トランクルームとは、収納スペースを借りて自分専用の押入れやクローゼットのように荷物を収納できるサービスです。
- 収納場所が足りないけどリフォーム・引越しするお金はもったいない
- とりあえず物を整理する間だけ、あふれた物を預かってほしい
- 季節家電やシーズンオフの衣類、布団がかさばって押入れのスペースが足りない
など、押入れに入りきらない荷物で困っている方にはとても便利なサービスなので、気になる方はぜひ下記も読んでみてくださいね。