「屋外トランクルームは安いけど湿気が気になる」
「冷蔵庫や洗濯機を保管したいけど屋外トランクルームだと不安」
屋外型トランクルームは料金の安さが魅力ですが空調設備が整っていないことが多く、湿気が気になりますよね。この記事では屋外トランクルームで荷物を保管するときの湿気・カビ対策を紹介しています。屋外トランクルームでの保管に向かない「家電」「衣類」「書籍」についてその理由もまとめました。
- 屋外トランクルームの湿気が気になる
- 屋外コンテナの利用を検討している
- 最低限やっておくべき湿気・カビ対策を知りたい
屋外トランクルームの湿気が不安で借りようか迷っている方は参考にしてみてください。
屋外トランクルーム・倉庫は湿気に注意
屋外タイプのトランクルームやコンテナは、空調設備が整っていないことが多いです。直接雨風に触れることはないですが、外気の影響を受けやすいため湿気に注意しましょう。
湿気はカビの原因になり、せっかくお金を払って保管していた荷物にカビが生えて使い物にならなくなることもあります!屋外型トランクルームを使う際は、最低限2つの湿気対策・カビ対策をしておきましょう。
屋外トランクルーム・倉庫の湿気対策・カビ対策
屋外トランクルームで荷物を保管する際は、最低限の湿気対策・カビ対策が必須です。屋外コンテナの中には電源もなく除湿機やサーキュレーターを使うことができないので、
- 床や壁面から離す
- 除湿剤や乾燥剤を置く
この2つの対策は、最低限しておきましょう。ホコリや汚れがつかないようにカバーをかける場合はビニールカバーではなく通気性のある不織布の方が湿気がこもりにくいです。
ビニール素材は水を通さないのでカバー内も湿気がこもります。湿度が高くなる梅雨の時期はなるべくビニールカバーは使わない方が良いです。
除湿剤についてはトランクルームで使える除湿剤2タイプ!シリカゲルと塩化カルシウムでカビ対策!で詳しく解説しています。
2階建てコンテナ・倉庫は1階・2階どちらが湿気やすい?
梅雨の時期、1階で保管していた段ボールにカビが生えた。
それ以降、1階ではなく2階の収納スペースを利用したところ、湿気やカビのトラブルは気にならなくなった。
屋外型トランクルームの中には2階建てのコンテナタイプがあり、1階と2階では2階の方が湿気が気にならないという事例があります。結論から言うと、1階と2階では1階の方が湿気がたまりやすいと考えられます。
そもそも温かい空気は上に、冷たい空気は下に流れますよね。暖かい場所では水蒸気を含める量が増えていき、冷たい場所では水蒸気が結露するんです。
屋外トランクルームに置き換えて考えると、2階よりも1階の方が冷たい空気が集まりやすいので1階の方が結露しやすいです。その状態で壁や床に直接荷物を保管すると、水滴が触れてカビの原因になります。
この事例は梅雨の時期。梅雨は寒くありませんが、暖かくても水分量が多すぎて結露してしまうんですね。
屋外コンテナ・倉庫は不向き?家電・衣類・洋服・本の保管
屋外トランクルームの収納スペースにはほぼ空調設備がありません。湿気やカビ対策していても、どうしても湿度・温度も調整が難しいです。そのため屋外型トランクルームは屋内型トランクルームよりも、湿気によるカビやニオイなどが発生しやすくなります。
家電や衣類、書籍は湿気の影響を受けやすいので、なるべく空調設備がある屋内型トランクルームに保管した方が安心です。どうしても屋外型トランクルームに保管したいときでも、高温多湿になりやすい梅雨や初夏の時期は避けましょう。
家電製品(冷蔵庫・洗濯機・テレビ・レンジなど)
扇風機や冷風機、ストーブやヒーター、テレビや洗濯機など、家電類は、ホコリやごみを落として十分乾燥させてから保管します。炊飯器や冷蔵庫など「食品に関連する家電」を保管する際は、屋内タイプのトランクルームの利用を強くおすすめします。
冷蔵庫や洗濯機、電子レンジやテレビなど・・・家電を保管するときの注意点についてはトランクルームに家電製品を預けたい!保管するときの注意点は?で詳しく解説しています。保管方法に困ったら見てみてください。
衣類・洋服
衣類・洋服も湿気による影響を受けやすいです。衣類を洗濯してしっかり乾燥させてから保管しても、自宅の洗濯で落ち切らなかった汗ジミや溶けきらなかった洗濯洗剤からカビ・臭い・ダニが発生することがあります。
雨や結露対策にビニールカバーなどかけても、かえってカバー内の湿度が高まりカビ・臭い・ダニのリスクが高まります。屋外型トランクルームは外にありますから、屋内型よりも衣類や洋服に虫がつきやすいです。
衣類・洋服は肌に触れるものですし、次着るときもいつもどおり問題なく着たいならなるべく空調設備のある屋内型トランクルームを利用した方が良いです。
本・書籍(漫画本・同人誌・雑誌・教科書・ノートなど)
参考書や漫画といった書籍・本も、屋外トランクルームでの保管には向きません。書籍・本は湿気によって紙がヨレたり、色褪せしたり、インクがにじんだり、カビが発生する可能性があります。
段ボールに書籍を詰めて保管する方も多いと思いますが、ダンボールに水気がつくとそこからカビが発生します。できれば撥水・耐水・防水段ボールを利用して書籍を濡らさずに保管しましょう。書籍を詰めた段ボールは、すのこやラックなどを使って床や壁から離して保管するのも忘れないでくださいね。
あるいは衣装ケースに入れて、除湿剤・乾燥剤とセットにして保管しましょう。不織布の衣装ケースなら通気性が良いので湿気対策も可能です。
しかしながら、書籍を長期間保管する場合は、やはり空調のきいた屋内タイプのトランクルームの方が安心です。
屋外トランクルームの湿気対策!家電・洋服・衣類・本の保管もok? まとめ
屋外トランクルームは空調設備のない収納スペースがほとんどです。
- 床や壁面から離す
- 除湿剤や乾燥剤を置く
空気の通り道を作り、湿気を吸い取るように最低限2つの対策をしておきましょう。
家電、衣類、書籍は湿気の影響を受けやすいので屋外型トランクルームでの保管は向きません。カビや臭いを避けて綺麗に保管しておきたいならなるべく空調設備のある屋内型トランクルームで保管した方が良いです。
店舗型のトランクルームは地域によって金額が異なるので、複数社まとめて検索・比較して、料金の安さや立地など納得のいくトランクルームを選んでくださいね。